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読者ニュース2013.10.20 NO.138

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9月議会 決算特別委員会

「主要施策報告書」にもとづき決算審査  (審査対象事業の要求資料から)

子どもの医療費無料化 県下最下位に

 県内市町村の子どもの医療費助成制度は、今年4月現在、入院は15市町村中12が中学3年生まで、黒部市が6月より中3まで無料化し、魚津市と南砺市が10月から中3まで無料とし、全ての自治体で入院に関しては、中3までとなります。

 通院では4月時点で7自治体、そして魚津市と氷見市が10月より中3まで無料とし、9自治体となり、6割の自治体が無料となります。

 所得制限では、10月より8自治体で撤廃となり、過半数を超えます。

利賀ダム事業費1150億円で納まるとは考えられない 

利賀ダム完成図

利賀ダム完成図

 利賀ダムの建設事業費は、1150億円で本体工事に800億円と聞く。転流工工事には7億3700万円とのこと。事業費ベースではH24年度末で32・8%だが、事業量では何%かは分からない。総事業費が1150億円で納まるとは考えられない。

 総事業費が1150億円で、24年度末での事業費ベースで、32・8%ということは、377億円、残りが773億円となる。H24年度17億5600万円、25年度18億3600万円の事業費がついた。773億円を20億円で割っても、38年がかかる。

 8月8日の促進期成同盟会総会の決議で、完成を平成34年(10年後)としているが、平成63年となる。いずれにしても、1150億円で完成するとは到底考えられない。奈良県の大滝ダムは、H15年に完成したが、当初の230億円から3210億円、さらに地すべり対策として、430億円をかけている。当初予算の16倍にも膨らんでいる。利賀ダムについては、事業費の面からも問題意識を持って取り組んでもらいたいと考える。

イノシシ被害対策の効果が顕著に

イノシシ電気柵

イノシシ電気柵(西太見地区)

 H19から25年度までの被害金額、イノシシの捕獲数、電気柵の設置距離等が示された。一昨年、常任委員会で鳥獣害対策を視察したが、なかなか困難が予想されると思った。しかし、数字を見れば、対策の効果が顕著に現れている。

 8月6日付の新聞報道でも、市の「電気柵・わなが効果をあげている」と報道した。しかし、南砺市、富山市では成果があがっているが、移動してきたイノシシにより被害が大きくなっている市もあり、個体数の調整が必要で、連携しての捕獲がカギとしている。

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