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「ニュース」志賀原発周辺の活断層

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「読者ニュース」2015年10月18日 NO.186

志賀原発周辺の活断層

『ヤッコカンザシの化石』でも証明

 志賀原発の北約9kmにある富来川南岸断層が活動すれば、原発直下の断層「S―1断層」も連動して動き、原子炉建屋などに深刻な影響をもたらします。

 約13~12万年前の最終間氷期に形成された海成段丘は各地で普遍的に見られ、M1面と呼ばれています。原発の西側の海岸に見られる、波食作用や海水の溶解作用による海食ノッチの高度変化も、海成段丘の高度変化と共通した結果を示しています。

 今回新たに、地殻変動を示す化石と言われるヤッコカンザシの化石の分布が確認されたことは、改めて富来川南岸断層が活断層だったことを証明しています。

 9月11日付 日刊「しんぶん赤旗」 志賀「廃炉しかない」

                  石川 藤野議員、周辺断層を調査

地殻変動示す化石  ヤッコカンザシ

 ヤッコカンザシは、波打ち際に棲むゴカイの仲間で環形動物多毛類に属し、管状の巣を作ります。「潮間帯」という満潮の時に海面下、干潮の時に海面上になる場所に棲んでいます。

 ヤッコカンザシの巣の化石が地上にあれば、当時より海岸が隆起した証しとなります。

 ヤッコカンザシが作る巣は石灰質なので、この巣に含まれる放射性炭素同位体から年代も測定できます。ヤッコカンザシは今も海岸の潮間帯でよく見かけられます。

日本平和委員会 北陸信越ブロック交流集会inとやま 

 日本平和委員会北陸信越ブロック交流集会inとやまが9月26日から27日にかけ、砺波市庄川町で開かれました。新潟、長野、石川、福井、富山の5県と中央から千坂事務局長の35人の参加でした。

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 初日は、「富山大空襲と語り継ぐ活動」と題して、富山県平和委員会の会員であり、富山大空襲を語り継ぐ会の松浦晴芳氏が講演、続いて「今日の情勢と当面の平和運動の課題」題して日本平和委員会事務局長の千坂純氏の講演があり、質疑応答がありました。

 その後、各県、地域・職場からの活動報告で、富山から中島満市議が立野原の監的壕が市指定の文化財(史跡)になった取り組みの経過、侵略戦争を美化する「歴史教科書・公民教科書」についての取り組みも短い時間でしたが報告しました。また来年の開催地は長野県と決まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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