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議会報告 ◎『小中一貫教育』、◎利賀ダム基本計画

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2015年12月定例市議会 なかしま満南砺市議会報告 NO.28

あけましておめでとうございます 2016年 新春 市議会議員 なかしま満

一般質問 ◎『小中一貫教育』 ◎利賀ダム基本計画 で質問しました。

本会議

 12月定例市議会は、12月2日から18日の会期で開かれました。

 なかしま満議員が10日に行った一般質問の要旨を紹介します。

「小中連携」「小中一貫」「小中一貫校」、内容は大きな違い

なかしま 市の教育振興基本計画の「同一校区内の連携」は大切と思うが、「一部校区における小中一貫教育の導入に向けての調査研究」でいう「一部校区」とは、どの地域を指すのか。また、「小中一貫教育の導入」とは、どのような内容か。「義務教育9年間を通じた教育課程の編成」も考えているのか。

教育長 市では「小中連携型教育」と「小中一貫教育」の言葉を意識して使い分けている。井口、利賀では兼務発令により、年間を通じて専門的に指導している。一部校区とは、小規模校を軸に調査中である。

 今年度中に算数・数学と理科において小中学校9年間を見通した指導の系統図を作成する準備を進めており、来年度以降、順次教科数を増やす予定だ。

  ※校区とは旧8町村単位をそれぞれ1校区と呼ぶ。

なかしま 小学校教育の大きなメリットに、クラス担任制がある。担任教師の課題は重いからこそ、少人数学級化で手厚い保障が必要だ。基本計画で、「小学校での教科担任制を一部導入する」としているが、どのようなことを考えているのか。

教育長 小学校高学年を中心に、理科や社会、音楽、体育等、教科担任制を一部導入する

ことで、小中学校間での学習面での段差解消につながる。担任以外の教師の児童理解が深まり、生徒指導等に役立てられる。

 今年度から教科担任制を導入し、学級の問題を担任が抱え込むことなく、学校全体で解決しようとする土壌ができてきたとも聞く。年度末に検証し、次年度の取り組みにつなげたい。

工事用道路、供用開始前でも 住民が通れるよう要望する

利賀ダム道路

建設中の利賀ダム工事用道路

なかしま 利賀ダムの基本計画の工期である平成34年度までの完成が実現できると考え

ているのか。毎年20億円の事業費なら、あと35年はかかる。あと7年で完成するには、毎年100億円が必要であり、工事用道路が完成しないのに、本体事を行うことになるが、どう考えているのか。また、総事業費1150億円で完成するとは考えられないが見解は。

市長 利賀ダムは個別対検討対象となっており、平成34年度の完成を大変危惧している。早期に検証を終え、34年度完成を目指して要望をしていく。

 事業費は適切に資産されていると認識している。「検討の場」を通じ説明を求めるとともに、確認していきたい。

なかしま 本体工事が中止でも、工事用道路は完成する。立派な道路があっても通れない

ことが何十年も続く。本体工事中でも住民が通行できるよう、確約をとられたい。

市長 災害、緊急車輌の通行等、特別な場合の通行をこれまでもお願いしているが、利賀ダム工事用道路の整備促進、併せて本格的な供用開始前であっても、住民が通行できるよう、引き続き強く要望していく。

12月議会をふりかえって 

 第3次安倍改造内閣が10月に発足した。自分の通したい法案がある時は95日間も延長し、野党5党が憲法に基づき、臨時国会の召集を求めても開かない。内閣改造では、段々閣僚の質が落ちると言われるがその通りだ。

 市議会は私約で役職が1年で変わった。議会運営委員会の申し合わせとして、28年執行の選挙から、任期は原則2年とするが、年数を明記せず、『但し、再任を妨げない』とすることに。

 聖徳太子の17条の憲法の7条では「官のために人を求む。人のために官を求めず」と。

 

呉西地区日本共産党後援会  国会前集会&党本部見学ツアー

戦争法廃止へ 国会前に9000人参加 

国会前

 11月19日と20日、呉西地区日本共産党後援会主催の「国会前集会&党本部見学ツアー」が行われました。

 戦争法廃止と安倍政権の退陣を迫る「19日行動」の国会正門前では、9000人(主催者発表)が参加しました。「憲法破壊、絶対反対」「野党は共闘」の大合唱が響き渡りました。集会では、野党の国会議員(共産党は井上さとし参議)、学者、弁護士らが次つぎあいさつしました。 

国民に開かれた党本部 診療所・歩道状の空き地設置

 20日の党本部ツアーは、赤旗を印刷するあかつき印刷㈱、赤旗編集局、党本部を見学しました。

 地域に開かれた建物として、診療所もあり区民健診実施機関になっています。商店街側は、通りとの間に3mの歩道状の空き地を設けています。そして、都の条例に先駆け屋上の植栽も行われています。

利賀ダム問題の研修 なかしま市議が説明・視察案内

富山 地すべり加速の危険 利賀ダム予定地 たけだ参院比例候補が視察

11月4日付 日刊「新聞赤旗」掲載 利賀ダム研修

 日本共産党富山県委員会が11月の政府交渉に先立ち、たけだ良介氏、高橋わたる氏が参加し、中島満市議の説明で「利賀ダム問題の研修」と現地視察を行いました。

 政府要望は「利賀ダムの治水効果は少なく、ダムの湛水により地すべりが懸念される。庄川の治水対策は、堤防を強化するなど、河道改修が重要であり、本体工事の中止を求める。本体が中止となっても、工事用道路は完成する。早期完成を目指すとともに、仮に本体工事に着手しても、工事用道路を住民が通行できるよう確約せよ」という趣旨です。

 地すべり対策として、利賀(下村)で横ボーリング工、アンカー工、大豆谷地区で集水井や郵便局敷地の亀裂の状況を視察し、最後に利賀ダムサイトの展望台から全体の様子をみました。

全日本年金者組合南砺支部 紅葉の利賀ダム見学

 10月24日全日本年金者組合南砺支部は、秋の学習とレクレーション「紅葉の利賀ダム・どーんと山祭り見学」を行いました。利賀ダムの見学では、中島満市議が案内しました。

 一行は地すべりの懸念を中心に見て回りました。利賀地域の全地区が地すべり地帯で、利賀川の右岸は流れ盤で地すべりが起こりやすく、右岸に集落があります。左岸は受け盤で地すべりは起こりにくい地層です。

 大豆谷地区では、現在も地すべり対策工事が行われています。

志賀原発周辺の活断層 『ヤッコカンザシの化石』でも証明

 志賀原発の北約9kmにある富来川南岸断層が活動すれば、原発直下の断層「S―1断層」も連動して動き、原子炉建屋などに深刻な影響をもたらします。

 約13~12万年前の最終間氷期に形成された海成段丘は各地で普遍的に見られ、M1面と呼ばれています。原発の西側の海岸に見られる、波食作用や海水の溶解作用による海食ノッチの高度変化も、海成段丘の高度変化と共通した結果を示しています。

 今回新たに、地殻変動を示す化石と言われるヤッコカンザシの化石の分布が確認されたことは、改めて富来川南岸断層が活断層だったことを証明しています。

【ヤッコカンザシ】 ヤッコカンザシは、波打ち際に棲むゴカイの仲間で環形動物多毛類に属し、管状の巣を作ります。「潮間帯」という満潮の時に海面下、干潮の時に海面上になる場所に棲んでいます。

 ヤッコカンザシの巣の化石が地上にあれば、当時より海岸が隆起した証しとなります。

 ヤッコカンザシの巣の放射性炭素同位体から年代も測定できます。ヤッコカンザシは今も海岸の潮間帯でよく見かけられます。

目玉監的壕修理完了

 市指定の文化財(史跡)となった立野原監的壕の保存修理工事は、今年度目玉監的壕(福光)が終了し、来年度に丸山監的壕(城端)の工事が予定されています。

 党市委員会では、丸山監的壕からの眺望が良くなく、保存修理と合わせて展望の確保を要望しています。

目玉監的壕

修理が完了した目玉監的壕

丸山監的壕

丸山監的壕の展望確保を

 

 

 

 

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