3月定例市議会 3月12日
産業建設常任委員会での付託議案の質疑から
定例市議会では、初日に市長から提出議案の説明があり、議案を担当する3つの常任委員会に付託します。付託された常任委員会では議案を審議し、最終日の本会議で委員長が審議の結果を報告し、本会議の採決となります。
「自助・共助・公助」に「商助」を
「介護保険推進全国サミットinなんと」で、市長は、自助・共助・公助に加え、近所を提唱し参加者の共感を呼んだ。
京都府内で初めて、中小企業振興条例を制定(H24.年4月施行)した与謝野町の太田貴美さんの「お母さん町長奮闘記」(昨年5月出版)では、総合計画で、住民が主人公の「自助・共助・商助・公助」による協働のまちづくりを進めてきた。「商助」とは、事業者、企業、経済団体が町を豊かにするために、貢献する姿勢を示す。
市内の商店や企業は、市政に大きな位置を占めている。従業員が消防団に入っている事業所に、一定の配慮をしているが、中小企業の力を市政に役立ててもらうことが大切と思う。
当局は、新年度に独自性のある「中小企業振興条例」を制定したいとの考えを表明した。
長楽寺・福光線「北信橋」の拡幅を
県の土木センターへ城端地域の自治振興会からも、「重点要望事項」として「県道長楽寺福光線の山田川に架かる北信橋の改良の早期着手」が出されている。
市でも、消防署所の合併もあり、県に対して強く要望している。
党の昨年の県との交渉でも要望した。橋は河川が担当でも状況は把握しているが、拡幅は道路の担当で、横の関係がイマイチと思われた。議論のなかで、市からの要望が、重点になっていないのではとも取れる発言があった。
当局も強く要望しており、引き続き取り上げていきたい。
公共事業の適正な賃金の履行を
高岡市では「公共工事等で低入札があった場合、労働者の賃金条件等に影響をおよぼすことが懸念されることから、低入札価格調査制度に基づき、調査を行っている。
そして、業務の完了時に「労働者への賃金支払いの実績報告書」の提出を求め、適正な賃金が履行されているかを確認している。市での取り組みはどうか。
当局は、適正な賃金の支払いを要請しているが、実績報告書の提出まではしていないとのこと。
城端線・氷見線の直通化について
昨年11月の「第1回終着駅サミットin城端」で、氷見市長から「城端線と氷見線直通化には25億円かかる」との発言があったが、25億円もかかる計画とはどのようなものか。
現在でも、富山行きは、城端線から北陸本線に入ることができ、北陸線から氷見線に入ることができないのか。そんなに多額の工事費はいらないのではないか。
25億円という金額は、直通化をあきらめさせるための試算ではないかと勘ぐらざるを得ない。
当局は「高いという声もよく聞く。JRの試算である」とのこと。