南砺市教育委員会
『侵略戦争美化する教科書』採用せず!
8月5日、今年度第4回教育委員会が井波庁舎会議室で開かれました。協議事項の初めに「平成28年度使用義務教育諸学校用教科用図書の採択について」が協議されました。7月3日に南砺市平和委員会が教育委員会に、侵略戦争と植民地支配を美化し、平和憲法を攻撃し改憲を主張する育鵬社と自由社の「歴史教科書」、育鵬社の「公民教科書」を採用しないよう要請していましたが、これらの教科書は採用されませんでした。
委員会では教育長から、3市(南砺・砺波・小矢部)の協議会からの各教科書についての答申にもとづき、教科ごとに選定した理由、良い点、評価した点が述べられました。各委員から報告に対する質疑、感想も出され、提案通り決定されました。
市議会 民生病院常任委員会 行政視察
北海道 深川市、富良野市、札幌市
市議会の民生病院常任委員会は6月29日から7月1日にかけて、北海道深川市で地域生活支援体制の整備、富良野市で健康増進計画の策定と関係施策の推進、札幌市で自閉症・発達障がい者支援について視察しました。
深川市(人口22705人)
視察の中心は納内地区での「サロンなごみ」の運営。商工会支所を借用し、住民組織、ボランティア団体で運営している。地区の中心地であり、条件に合わせた良い取り組みで、にぎわいの創出につながっていると感じた。
「冬期集住体験」ということで、条件の不利な地域の住民を冬期間だけ、中心部の空き家を利用し暮らしてもらう取り組みは、南砺市でも参考になると思えた。
富良野市(人口24259人)
がん検診、特定健康診査の取り組みについて詳しく説明を受けた。多岐にわたり受診向上に努めている。良い取り組みと思われるが、細部にわたり、当市での取り組み状況を把握しておらず、戸惑った。当市の取り組みを改めて、勉強する機会があればと思った。
札幌市(人口1930496人)
支援施設の充実、取り組みの重要性を強く感じた。対象者や施設規模などは、200万人規模の市とは比較できないが、1・5歳児検診などでの早期発見、家族を含めた社会、住民の理解・認識を高めることが必要と感じた。
戦争法案 世論が 包囲 南砺市でもアピール行動
党南砺市委員会では、戦争法案が衆院特別委員会で強行採決された翌日の7月16日、福野駅前でハンドマイクでの宣伝とチラシを配布。高校生は「ありがとう」「アベきらい」「きのうテレビで見た」等と受け取りました。
また、7月20日、8月16日には、市内4町のメイン通りやショッピングセンター近くで宣伝。買い物客や車から手を振る人など激励がありました。
袴腰 衆議院の憲法審査会の参考人質疑で、憲法学者3人全員が安倍内閣の「安保法制」を「憲法違反」と断定した。その内の一人、「改憲派」の小林節慶応大学名誉教授と「護憲派」伊藤真氏との対談「自民党憲法改正案にダメ出し食らわす!」から▼日本の憲法教育で足りなかったのは、憲法は国民を縛る道具ではなく、国家を縛るものだという認識が足りなかった▼自民党・安倍政権は不謹慎である。主権者国民が、実際に国家権力を託された人間たちを管理し、権力の乱用を防止するために考案された「憲法」という法典を使って、逆に国民を管理しようと企てている。論外である▼立憲主義のポイントは「法律と憲法では矢印の向きが逆だ」。法律は国が国民に命令する。憲法は国民が国に命令するものだ。