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「民報」日本平和委員会 北陸信越ブロック交流集会inとやま

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「民報城端」2015年11月 NO.428

日本平和委員会 北陸信越プロっく交流集会inとやま

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 日本平和委員会北陸信越ブロック交流集会inとやまが9月26日から27日にかけ、砺波市庄川町で開かれました。新潟、長野、石川、福井、富山の5県と中央から千坂事務局長の35人の参加でした。

 初日は、「富山大空襲と語り継ぐ活動」と題して、富山県平和委員会の会員であり、富山大空襲を語り継ぐ会の松浦晴芳氏が講演、続いて「今日の情勢と当面の平和運動の課題」題して日本平和委員会事務局長の千坂純氏の講演があり、質疑応答がありました。

 松浦氏は「富山大空襲」で、死者推定3千人、負傷者約8千人で、全国平均を大きく上回っている。人口1千人当り、死者約18~19人、(全国平均8・7人)、負傷者約47人(全国平均13・3人)。「市街地爆撃目標区域」の99・5%を消失し、全国一の“焼夷率”とのことです。

 8月1日は、米陸軍航空軍の創立記念日で、最大限の出撃機数と爆弾搭載弾量をもって攻撃したとのことです。そして富山県・市とも、市民に対して具体的な避難(疎開)の指示を出しませんでした。避難する道路に警防団、警察、憲兵などが立ち、「戻って火を消せ」、「非国民」などと、避難を押し止めました。

 講演の後は、各県、地域・職場からの活動報告で、富山から中島満市議が立野原の監的壕が市指定の文化財(史跡)になった取り組みの経過、「侵略戦争を美化する教科書」の自由社・育鵬社の「歴史教科書」、育鵬社の「公民教科書」についての取り組みを短い時間でしたが報告しました。

 「侵略美化の歴史教科書」は、富山県下では採用がありません。しかし、金沢市で育鵬社の歴史教科書が採択されました。また小松市、加賀市でも同社の歴史教科書が内定しています。

また来年の開催地は長野県と決まりました。

南砺市平和委員会との共同の取り組み

・国民平和大行進南砺コース (実行委員会に参加)2009年6月~2015年6月 毎年

・「教科書採択に関する要請書」 教育委員会に提出

    2009年7月、2011年7月、2015年7月

・「核兵器廃絶南砺市宣言を求める請願」  市議会に提出 

    (市内著名24氏の賛同署名)2009年11月

    12月議会で継続審議に

   2010年3月議会全会一致で採択。市での提案に

   6月議会 市長が議場で「南砺市平和都市宣言」発布

・「『南砺市平和都市宣言』発布に伴う平和行政への要望書」

   6項目市長に提出 2010年7月

    20011年2月 市長「平和市長会議」に加盟認定

・「立野原監的壕の史跡指定の要望書」

   教育委員会に提出 2010年7月 

    2013年10月 市文化財保護審議会 現地調査

    2014年4月 市教育委員会が文化財(史跡)に指定

    2014年6月 監的壕 講演と見学のつどい開催 

    2015年8年 目玉監的壕(福光)の保存修理完了

    2016年度  丸山監的壕(城端)保存修理予定

志賀原発周辺の活断層

『ヤッコカンザシの化石』でも証明

 志賀原発の北約9kmにある富来川南岸断層が活動すれば、原発直下の断層「S―1断層」も連動して動き、原子炉建屋などに深刻な影響をもたらします。

 約13~12万年前の最終間氷期に形成された海成段丘は各地で普遍的に見られ、M1面と呼ばれています。原発の西側の海岸に見られる、波食作用や海水の溶解作用による海食ノッチの高度変化も、海成段丘の高度変化と共通した結果を示しています。

 今回新たに、地殻変動を示す化石と言われるヤッコカンザシの化石の分布が確認されたことは、改めて富来川南岸断層が活断層だったことを証明しています。

地殻変動示す化石  ヤッコカンザシ

 ヤッコカンザシは、波打ち際に棲むゴカイの仲間で環形動物多毛類に属し、管状の巣を作ります。「潮間帯」という満潮の時に海面下、干潮の時に海面上になる場所に棲んでいます。

 ヤッコカンザシの巣の化石が地上にあれば、当時より海岸が隆起した証しとなります。

 ヤッコカンザシが作る巣は石灰質なので、この巣に含まれる放射性炭素同位体から年代も測定できます。ヤッコカンザシは今も海岸の潮間帯でよく見かけられます。

8月7日付 日刊「しんぶん赤旗」

賀原発 活断層調査を  北陸電に住民団体が要請

9月11日ふ付 日刊「しんぶん赤旗」

志賀「廃炉しかない」

石川 藤野議員、周辺断層を調査

袴腰 しんぶん赤旗校閲部長河邑哲也著「『赤旗』は、言葉をどう練り上げているか」新日本出版社刊)から▼多くのメディアは、防衛費、普天間飛行場、ホワイトカラー・エグゼンプションなど、政府の言い分どおりに伝えますが、「赤旗」は、軍事費、普天間基地、残業代ゼロなど、具体的内容に即した用語に言い換えます。これは「赤旗」が真実を伝え、政治と社会の行き詰まりを打ち破る展望を示し、希望を運ぶ新聞だからです▼「赤旗」の文体は「です・ます」です。1962年5月1日付からです▼中日新聞(東京新聞)が日曜日や祝日などの社説で、他の新聞では社告や訂正文などを「です・ます」にしています。しかし紙面全体では「赤旗」だけです▼市の「広報なんと」は「です・ます」となっています。

 

 

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