なかしま満南砺市議会報告総集編 2016年9月
この4年間 なかしま満 日本共産党 市議
みなさんと ごいっしょに 実現めざして 奮闘しました
◎中学校(平野部)の普通教室にクーラー設置
平成23年夏、小中学校PTA会長の賛同署名を添えて市議会と、市長に請願しました。議会は自民クラブなどの反対で、不採択としましたが、市長は検討すると答えました。
25年に改めて、市民の署名を集め、市長に1162筆の署名と、要望書を提出しました。市長は、「小中学校の耐震化の目途が立った。前向きに検討したい」と答えました。
その後市では、学習環境を向上させたいと予定を一年前倒しして26年の夏休みにクーラーを設置しました。
◎公共施設・学校のトイレ洋式化を促進
平成25年3月に市内小中学校のトイレの洋式化の実態を求め、教育委員会から報告がありました。
年金者組合の方々と、26年5月に市内公共施設78カ所の実態調査を行いました。引き続き、8地域の老人クラブ連合会の会長のみなさんらの賛同署名を頂き、議会と市長に請願しました。
9月議会では、「趣旨採択」となり、市長も「計画的に進めたい」とのことでした。
27年3月策定の「教育振興基本計画」では、学校トイレの洋式化の数値目標を設定し、31年度までに、86・5%としています。
◎立野原監的壕を文化財(史跡)に指定
戦争と平和を身近に考えることで、貴重な監的壕を文化財に指定するよう求めてきました。
平成26年4月に教育委員会が立野原監的壕2基(目玉監的壕・丸山監的壕)を文化財(史跡)に指定しました。
南砺市での文化財指定は初めてであり、昭和期の「戦跡」の文化財指定は県内でも初めてです。
27年度に傷みの激しい福光の目玉監的壕が保存修理され、29年度に城端の丸山監的壕の修理を予定し、監的壕からの眺望の確保も検討しています。
◎中学3年生まで医療費完全無料化
子どもの医療費無料制度は、平成20年10月に小学6年生まで拡大して以降前進しませんでした。25年4月、中学3年生までの入院費のみ無料化。26年10月に中学生の通院費のみが1割負担で、償還払い導入。28年度から中学3年生まで完全無料化されました。
◎国保税1人1万4千円余引き下げ
国民健康保険税の引き下げのため、一般会計からの繰り入れを一貫して求めてきました。
平成28年度、国保税が1人当たり平均1万4194円の引き下げです。年間納税額が13・32%減の9万2350円となりました。
◎『侵略美化教科書』採用せず
平成27年7月、中学校教科書選定で、「侵略戦争を美化する歴史教科書・公民教科書」を採用しないよう求めました。8月の教育委員会では採用しませんでした。
ひきつづき 実現めざして がんばります
利賀ダム「本体工事」の中止を
治水効果は小さく、地すべりの懸念 税金のムダ遣いになります
利賀ダムの治水効果は少なく、ダムの湛水により地すべりが懸念されます。
平成28年、利賀ダムの「検証に係る報告書(素案)」が出され、総事業費が1276億円に増額され、工期も大幅に遅れることが明らかとなりました。
これまでに、国土交通省北陸地方整備局(新潟)への申し入れ、県の担当者との意見交換、住民諸団体との現地調査、学習会にも取り組んできました。
利賀村地域の住民がダムに期待するのは「冬期間でも安全に通行できる道路」です。本体工事が中止となれば、道路が完成すれば通行できます。仮に本体工事に着手しても、住民が利用できるよう配慮することを求めてきました。
志賀原発の再稼働許さず
北陸電力志賀原発の1号機原子炉直下などを通る断層について、原子力規制委員会の専門家チームは28年3月に、「活断層と解釈するのが合理的だ」とする評価をしました。
敷地内には8本の断層が走っており、1号機原子炉直下を走る「S-1」断層と、2号機の冷却用の海水を取り込む重要配管の下を通る「S-2」「S-6」断層も「活動した可能性がある」としました。
また原発の北9kmにある富来川南岸断層も活断層であることが、調査で明らかとなっています。
使用水量に見合った料金に
上下水道の料金は基本水量制のため、基本水量を使用しなくても、月額10㌧分の料金(合計3510円)となります。高齢者の1人暮らしなど、大きな負担となっています。
平成28年2月400名の署名を添えて市長に要望しました。基本水量の引き下げ、または福祉制度として負担の軽減を求めます。
◎学校給食費の負担軽減を
小中学校の給食費の保護者負担は、1人あたり小学生は年間5万1千円、中学生6万円です。南砺市は、平成27年度で小学校2408人、中学生1334人で、年間合わせて2億2千万円の保護者負担です。
全国的には学校給食の無料化、保護者負担の軽減に取り組む自治体が増えてきています。
義務教育費の半分を占める学校給食費に対し保護者負担の軽減に配慮する必要があります。
南砺市議会への請願……4年間で5件です。(すべて中島市議が紹介)
市議会では
◆「若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める
意見書採択の請願」など 3件……否決
◆公共施設のトイレ洋式化促進 ……趣旨採択
◆「安保法制」に反対する請願 ………否決
国の悪性とたたかってこそ 市民の命と暮らしが守れます
1 戦争法(安保法制)廃止、「自民党改憲案」にノー
憲法違反の戦争法廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回。4野党と市民連合とともに安倍政権打倒を目指します。
2 消費税10%増税の中止を
「アベノミクス」は格差と貧困をひろげただけです。税金の集め方をチェンジし、使い方も社会保障、若者、子育てを優先します。
3 原発ゼロの日本に
「原発ゼロ」を決断し、再稼働を中止して廃炉のプロセスに入る。核燃料サイクルからの即時撤退。再生可能エネルギー先進国をめざします。
4 TPPに断固反対
巨大多国籍企業に日本を売り渡す、亡国のTPP(環太平洋連携協定)協定の国会承認に断固反対。食料自給率を50%にします。
5 辺野古の新基地建設反対
沖縄県民の民意を無視した辺野古新基地建設の中止、普天間基地の無条件撤去を。米軍に特権を与える日米地位協定の抜本改正します。
取り組みをお知らせし、ともに考えました。
- なかしま満南砺市議会報告 定例議会ごとに、年4回発行 旧4町の町部(配布)と城端地域の村部を商業新聞に折り込み
- 「南砺しんぶん赤旗読者ニュース」 月2回発行・H20年1月より改めてNO.1~発行
- 「民報城端」 (S51~毎月) 城端地域の町部に毎月発行
・ホームページの開設 H25年9月開設
「議会報告」・「民報城端」・「しんぶん赤旗読者ニュース」を発行ごとに更新
- 街頭からの市議会報告 定例議会ごとに、旧4町で街頭から報告。他に国政問題などを訴え