南砺市での指定第1号
立野原監的壕を文化財に指定
4月3日に開かれた議会全員協議会において、文化・世界遺産課から文化財の追加指定として、立野原監適壕を南砺市指定文化財(史跡)とするとの説明がありました。
立野原に現存する城端地域の丸山監的壕と福光地域の目玉監的壕の2基です。なお、南砺市になってからは文化財の指定はこれまでに無く、今回の指定が初めてとなります。
平成22年6月議会での「南砺市平和都市宣言」を受け、市平和委員会が「監的壕の史跡指定の要望書」を提出して以来、議会での一般質問をはじめ、一貫して要求してきたことが実りました。
市当局も監的壕の痛みが激しく、調査を含め指定に向けて取り組んでいました。市では、指定することにより適正に管理し、経緯などを説明した看板も設置するとしています。
監的壕の文化財指定の取り組みの経過
H22年
6月 市長「南砺市平和都市宣言」
7月 市平和委員会「立野原監的壕の史跡指定の要望書」提出
11月 戦跡ネットワークアンケート(H13)
県A1(黒部の生地台場)、B2(城端の監的壕・福光の監的壕)、
C0と回答
H23年
3月 議会一般質問で「文化財指定」を質問
4月~11月 有識者と「旧東太美役場の陸軍関係文書」調査
5月 県に「監的壕の県文化財指定」を要望
H24年
1月 文化財指定と演習場の調査(文献・測量等)を専門家に依頼するよう要望
1月 石川県内灘町の米軍試射場施設跡を視察
9月 一般質問で「旧東太美村役場立野原演習場関係文書」のDVD保存を要望
H25年
10月 南砺市文化財保護審議会開催 監的壕の指定を議題に現地視察
H26年
3月 文化財保護審議会が指定を可とする
4月 教育委員会が指定を告示