3月定例市議会 予算特別委員会
◎上下水道の基本水量 ◎ごみ袋手数料
3月定例市議会の予算特別委員会(全議員で構成)は、10日に開かれました。一人30分の持ち時間で11人が一問一答方式で質問しました。なかしま満議員は、「水道の基本水量」と「ごみ袋手数料」について質問しました。その要旨です。
上下水道使用料 水1㌧3,510円也
《中島議員》
広域圏(水道企業団)からの原水単価は、48円60銭とのことだが、今の状況から引き下げの余地はあるのか。また、広域圏全体での水道事業の現状はどうか。
《大西建設部長》
決算では近年若干の黒字であるが、今年度より耐震施設の建設が始まる。現時点での給水単価見直しは答えられる時期ではない。
《中島議員》
25年度の資料によると、家庭用(13・20mm)の給水量は1戸当たり月20㌧、1人当たり6・5㌧となる。給水量に単価(152円20銭)をかけた金額より、給水収益が2500万円程多い。つまり16万2000㌧分が使っていないのに料金を払っていることになるのではないか。
《建設部長》
水量差は、指摘のとおり基本水量制をとっている表れである。
《中島議員》
お年寄り世帯を対象に考えていたが、個人事務所の所有者や若い
人が集合住宅や市営住宅に入っても該当する。
町内の公民館でも、月1㌧使用しても上水道1566円、下水道1944円、合計3510円となる。仮に、基本水量を5㌧とすれば、年間2万1060円の軽減になる。
全く使ってもいないのに負担を強いることとなっている。基本水量を変えるか、別のやり方があるかも含めて検討せよ。
《建設部長》
これ以上値下げをしたら最終的には使用料に跳ね返る。今後、県内外の状況を注視し、現時点での基本水量を見直す考えはない。
「ごみ袋手数料」市民負担の内訳は?
《中島議員》
これまでの「ごみ袋手数料」が「ごみ処理手数料」になったが、市民が負担している手数料はなにか。
《長澤市長政策室長》
ごみ袋は小売店では1枚20円
で販売し、ごみ袋の代金6・78円、取扱手数料として販売店に6・17円、残り7・05円が市の収入になり、ごみ処理費に充当している。
《中島議員》
手数料は、「特定の者」に対して徴収するものだが、収集していない地域はあるのか。また「燃えるごみ専用」が20円で、プラスチックが10円なのはなぜか。
《市長政策室長》
冬期間休止しているところはあるが、基本的に収集しない地域はない。プラスチック袋は資源回収を推進する観点から半額の10円としている。