県議選 日本共産党富山第1の1議席守る!
高岡・射水・下新川は善戦 及ばず
高岡(高瀬)・射水(坂本)議席にあと一歩と迫る
4月3日告示、12日投票で行われた県議選において、日本共産党は4議席獲得をめざすという攻勢的なたたかいに挑戦しました。
県内では36年ぶりの複数議席獲得はなりませんでしたが、現有1議席(富山市第1)を守ることができました。高岡市、射水市では、議席にあと一歩と迫る結果でした。
今回、投票率が大きく低下するもとで、富山市1区、高岡市、射水市、下新川郡すべてで得票数、得票率を伸ばしました。また、主要政党がたたかった富山市1区、高岡市では日本共産党だけが得票数を伸ばしました。
富山市1区のひづめ弘子県議の8,996票は、前々回の11,264票には及びませんでしたが、前回の8,714票から282票増やして、9位から6位で当選しました。得票率は6・83%から8・36%に増やしました。
高岡市の高瀬あつこさんは、前回票(原田清美)を636票増やして4,184票。得票率も4・57%から6・62%に前進。
射水市の坂本ひろしさんは、1,053票の大幅増の5,791票、得票率10・78%から15・97%に前進。
下新川郡の脇しげおさんは、平成15年の県議選から870票増やし、得票率でも7・97%から15・31%に前進しました。
いっせい地方選挙の前半戦
共産党史上初、全都道府県に議席
いっせい地方選挙の前半戦で、日本共産党は、41道府県議選挙で、111議席を獲得し、前回当選者の80議席から大幅に議席を伸ばしました。
選挙前の改選議席から一番議席を伸ばしたのは日本共産党で、前回比で議席増とされる自民党は改選比で見ると道府県議選で43議席減となりました。
県議空白克服を特別に重視して取り組み、栃木、神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、福岡の7県のすべてで空白を克服しました。非改選の都県も含めて、47都道府県のすべての議会に議席を確保したのは、党史上初めての画期的な成果です。全体として、前半戦の結果は、一昨年の都議選・参院選、昨年の総選挙に続く、重要な躍進となりました。
日本共産党は、政治論戦で、地方選挙ではあっても、安倍政権があらゆる分野で民意に背く暴走をしているもとで、地方から審判を下そうと訴えました。
同時に、多くの自治体が、日本共産党以外の「オール与党」政治となっています。そのもとで、各地の党議員団が、住民の声で地方政治を動かすかけがえのない役割を果たしていることを浮き彫りにする訴えを行いました。
この政治論戦の基本は、国民の関心や願いにこたえ、国政と地方政治の民主的転換の方向を指し示したものとして、的確なものでした。
この間の国政選挙での連続的な躍進によって、日本共産党と国民との関係が大きく変化し、日本共産党への新しい関心と期待が大きく広がっていることが示されました。