予算特別委員会 民生病院部会
非婚ひとり親家庭に 寡婦控除の適用を
3月議会で設置された予算特別委員会では、常任委員会ごとに部会が設けられ所属の予算書に関する事項の質疑が行われました。その中から。
夫や妻と死別したり離婚したりした後、結婚せずに子どもを育てている場合などに、所得税や住民税を軽減する制度があります。所得税法上の寡婦(夫)控除です。
所得税法での寡婦控除は、所得金額から27万円を控除する。となっており、寡婦(夫)の要件として、法律上の婚姻を経て夫(妻)と死別・離別した後、婚姻していないことなどを上げています。
この寡婦控除は、婚姻歴のあるひとり親などを対象にしています。同じひとり親でも、婚姻歴のないひとり親の場合は対象になりません。
市における婚姻歴のないひとり親・非婚のひとり親というのは何世帯あるのかを聞きましたが、「把握していない」とのことでした。
所得控除がない分、納税額が増え、税額に応じて負担する保育料などが重くなります。全国的には、婚姻歴の有無で保育料に差がでるという不合理を解消するために、寡婦控除を婚姻歴のないひとり親にも適用したとみなして、みなし適用ということで、保育料を算定する自治体が増えて来ています。
寡婦控除のないひとり親家庭の不利益は、保育料にとどまらず市営住宅使用料にも影響します。
非婚のひとり親があった場合、みなし適用など十分な対応を求めました。
「北陸中日新聞」アンケート
統一地方選 富山・石川の議会の現状
4月の統一地方選挙を前に、「北陸中日新聞」が富山、石川両県の県議会と市町村議会にアンケートを実施した結果を3月24日付に掲載しています。その中の一部を紹介します。
議会基本条例は議会の「憲法」といわれ、議会や議員が目指す姿を定め、住民の意向を反映させる仕組みとして報告会を明記する議会も多いとしています。
基本条例は石川は県議会や金沢市など20議会中9議会、富山は高岡市、小矢部市、南砺市の3議会が制定しています。富山は進んでいないが、黒部市は12月までに制定する方向で検討中、魚津市は自治基本条例に議会の役割を盛り込んでいるとしています。
条例に基づき住民誰もが参加できる報告会開催については、石川が金沢市など7議会、富山は小矢部市、南砺市の2議会です。条例制定が早かった石川の白山市や加賀市は、実績を踏まえ開催場所を細かく分けるなど住民への配慮が見られるとしています。
南砺市では昨年5月から定例会ごとに旧町で4回開催し、今年度からは旧町と旧村の2箇所づつ開催します。
一般質問の「一問一答式」採用は、一括質問式との選択制や一部導入を含め、石川が12議会、富山は6議会で、執行部と対面する形の一般質問は、富山は7議会とのことです。