トピックス

民報NO.423 2015年6月

カテゴリー:

学習会やさしくわかる学習会 利賀ダム建設の問題点

主催 利賀ダム本体建設の再検討を求める会

  (略称:利賀ダム再検討の会)

 5月17日、高岡市内でやさしくわかる学習会「利賀ダム建設の問題点」(主催:利賀ダム本体建設の再検討を求める会)が開かれました。国土問題研究会事務局長の中川学氏が講師で、質疑や意見も交わされました。 

 平成21年11月、日本共産党富山県議会議員団が、国土問題研究会に「利賀ダム計画」の調査と庄川の治水対策の検討を依頼してきました。

 国土研の専門家が何回にもわたり現地調査に来られ、そのつど学習会や報告会がもたれ、問題点の理解に努めてきました。25年3月に「利賀ダム計画(富山県)の問題点に関する調査報告書」が完成しました。

 講演は、①庄川河川整備基本方針及び整備計画の概要、②利賀ダムを中心とする庄川治水計画の問題、③利賀ダムの治水効果を過大に装っていることの問題、④利賀ダムが地すべり被害を拡大させる恐れが大きい、⑤庄川の治水対策の提案、ということで報告がありました。

利賀村地域での地すべり対策工法 

横ボーリング工 斜面から横方向に孔を掘り、地下水を抜く 1

 写真1

集水井工

井戸を掘り、その中から穴を何本も掘って、地下水を抜く。直径35m 深さ10~40m 

 

2

 

 

 

 

 

写真2

アンカー工

斜面に孔を掘って、中に鉄の棒やワイヤーを入れ、地面が動かないように縫いつけてしまう。 

3 

 

 

 

写真3

いっせい地方選挙 日本共産党

市・区・町村議選 前回比62議席増  前半戦に続き後半戦も躍進 

 4月26日投票のいっせい地方選挙の後半戦で、日本共産党は、東京区議選挙で128議席、一般市議選挙で672議席、町村議選挙で292議席、合計で1092議席を獲得しました。4年前の選挙に比べて、東京区議選挙で7議席、一般市議選挙で44議席、町村議選挙で11議席、合計62議席を増やしました。

 富山県内での後半戦は、舟橋村議選(定数8)のみで、日本共産党の田村かおる候補(43)=新=が無投票で当選し、舟橋村議会史上初の日本共産党の議席を獲得しました。

 議席が前回比増となったのは日本共産党と自民党で、自民党は145議席増。公明党は14議席減、民主党は129議席減となり、後半戦結果でも「自共対決」が鮮明になりました。

 日本共産党は、前半戦の道府県議選で80議席から111議席に31議席増、政令市議選で107議席から136議席に29議席増となったのに続いて、後半戦でも全体として躍進という結果を獲得することができました。

 昨年の総選挙で13議席増の21議席を獲得し、いっせい地方選挙の前半戦で60議席増、後半戦で62議席増と、連続躍進によって国民と結びついた新しい力を得ることができました。

 統一地方選挙 「北陸中日新聞」アンケート

富山・石川の議会の現状

 4月の統一地方選挙を前に、「北陸中日新聞」が富山、石川両県の県議会と市町村議会にアンケートを実施した結果を3月24日付に掲載しています。その中の一部を紹介します。

 議会基本条例は議会の「憲法」といわれ、議会や議員が目指す姿を定め、住民の意向を反映させる仕組みとして報告会を明記する議会も多いとしています。

 基本条例は石川は県議会や金沢市など20議会中9議会、富山は高岡市、小矢部市、南砺市の3議会が制定しています。富山は進んでいないが、黒部市は12月までに制定する方向で検討中、魚津市は自治基本条例に議会の役割を盛り込んでいるとしています。

 条例に基づき住民誰もが参加できる報告会開催については、石川が金沢市など7議会、富山は小矢部市、南砺市の2議会です。条例制定が早かった石川の白山市や加賀市は、実績を踏まえ開催場所を細かく分けるなど住民への配慮が見られるとしています。

 南砺市では昨年5月から定例会ごとに旧町で4回開催し、今年度からは旧町と旧村の2箇所づつ開催します。

 一般質問の「一問一答式」採用は、一括質問式との選択制や一部導入を含め、石川が12議会、富山は6議会で、執行部と対面する形の一般質問は、富山は7議会とのことです。

 袴腰 安倍首相は、マザーコンプレックスが強く、岸信介の娘である母親の洋子だけを慕い、父親の晋太郎に距離を置いていた▼晋太郎の父、安倍寛は戦争中、東條英機らの遂行する戦争に反対し、翼賛選挙では非推薦で立候補して当選したリベラリストだった。寛は、A級戦犯の容疑で逮捕された岸信介とは対極の位置にいた▼晋太郎は岸の娘と結婚したために、あたかも〝岸晋太郎〟のように言われたのに強く反発し、「俺は安倍家の跡取りなんだ。岸の家の婿に入ったんじゃない。岸家だけが偉いんじゃない」と。「晋三からすれば、洋子と結婚し、岸家の力を背景に政治家として出世しながら、岸家と一線を画す父の矛盾した姿は受け入れられなかったのではないか。(佐高信著・安倍晋三と翼賛文化人20人斬り)

 

 

 

 

 

 

▲ このページの先頭にもどる

© 2013 - 2024 Nakashima Mituru