「読者ニュース」2016年3月20日NO.196
3月定例市議会 一般質問
◎「図書館」に関して ◎使用水量に見合った料金
3月定例市議会は、2月29日から3月18日までの会期で開かれ、一般質問は7日と8日に行われました。中島満議員が7日に行った要旨を紹介します。
図書館を一箇所に集約する計画はない
《なかしま議員》
「公共施設等総合管理計画」と再編計画の説明資料での複合化施設に違いがあるのはなぜか。
将来的に中央図書館だけにしようとしているのか。
《田中市長》
市民アンケートでは今後も維持を望む意見が多くあり、全ての図書館機能を複合化により、30年間維持する方針に変更した。
将来的に図書館を1箇所に集約する計画にはなっていない。
《なかしま議員》
中央図書館は、県立図書館のような役割を果たしている。図書類購入費が段々引き下げられている理由は何か。
《豊川教育部長》
25年度まで、中央図書館建設により一時的に増額した。現在は元に戻し予算を維持している。5館で重複する図書の購入は控え、県立図書館で対応している。
《なかしま議員》
図書館を建て替える際、複合施設化に異を唱えるものではない。図書館には図書館司書が必要であり、図書サービスコーナーでは、利用者が激減している。
嘱託・臨時職員の雇用の継続安定、待遇改善を。
《豊川教育部長》
複合化した場合でも当然司書の配置も継続する。職員の資質向上や資料の充実に努め、親しまれる図書館に努力していく。
嘱託・臨時職員の雇用の継続や賃金等の待遇も、できる限り改善に努めたい。
《なかしま議員》
図書館の指定管理者制度は、問題が多く、なじまないと考えるが見解は。
《豊川教育部長》
全国の公共図書館のうち指定管理者制度が導入されているのは13・2%で、県内での導入はない。現時点でメリットは見出せない。
年間延べ30万人が集う貴重なコミュニティー施設である。
基本水量の引き下げ、福祉措置で対応を
《なかしま議員》
使用水量に見合った料金を求めるアンケート・署名を市営住宅、民間賃貸住宅等を対象に配布した。
寄せられた400筆の署名を添え市長に要望書を提出した。上下水道の料金を基本水量の引き下げ、または福祉措置として、使用量に見合ったものとせよ。
《大西建設部長》
基本水量を引き下げれば、使用料に跳ね返り、サービスの低下も懸念される。少子高齢化社会を迎え、料金体系及び料金改定に取り組まねばならない。福祉措置としての減免制度は現在考えていない。